2023年4月、ゴルフファンであれば誰もが楽しみにしているであろう春の祭典、「マスターズ」がジョージア州オーガスタ「オーガスタ・ナショナル カントリークラブ」で開催されました。
優勝したのはスペインのジョン・ラーム。最終日は同じくスペイン出身の”英雄”、亡きセベ・バレステロスの命日ということもあり、その感動はひとしおでしたね!!
また、最終日まで優勝争いを繰り広げた相手はPGAツアーを離れ、LIVゴルフに移籍したブルックス・ケプカ。当人たちはあまりそのあたりは気にしてはいないの”かも”しれないですが、観ているほうとしては「老舗 vs 新興勢力」の構図を勝手に感じてしまい、別の意味でもハラハラしたゲームとなりました。
さて、優勝したジョン・ラームですが、彼も大学で”カレッジゴルファー”として活躍したのちにプロ転向した、いわゆるPGAツアーのトップ選手の「王道」を行く選手です。
本稿ではそんなラームの経歴についてご紹介してみたいと思います!
Jon Rahm(ジョン・ラーム)
(写真出典:ゴルフダイジェストオンラインより引用)
1994年にスペインのバリカという小さな町でラームは生まれました。
ジュニアの頃から頭角を現していた彼は、ヨーロッパで数々のジュニア・アマチュアのタイトルを取り、2012年にアメリカのアリゾナ州立大学からゴルフ奨学生として迎えられました。
アリゾナ州立大学と言えば、フィル・ミケルソンやポール・ケイシーなどのトップ選手を輩出した超名門校!
ラームはそこでミケルソンの16勝に次ぐ通算11勝を挙げ、2015年と2016年には全米大学最優秀選手賞にあたる「ベン・ホーガン賞」を2年連続で受賞しています。
もちろん世界アマチュアランキング1位の座も獲得し、2016年に鳴り物入りでプロデビューします。
翌年には「ファーマーズ・インシュランス オープン」でPGAツアー初優勝。その後も順調に勝利を重ね、2021年の「全米オープン」でメジャー初優勝を成し遂げます!
(なんというエリートストーリーでしょう……)
プロとしてここまで通算19勝(米欧ツアー合算)、うちメジャー大会では今回のマスターズを合わせ2勝。
今後もジョン・ラームの活躍から目が離せません!!